Sun SPOTとボーイズコマンダー11

5分でわかる今週のJava ホットトピックというところで、「Sun SPOT World - Javaによる無線センサーネットワークの世界」というセミナーの資料と動画が公開されていた。

講演しているのはSunの町田さんという方なのだが、Sun SPOTによせる愛情が見てとれるセミナーだった。

小さくて、いろんな要素、というか可能性がぎっしり詰まっている(ように思える)ガジェットには昔から目がない。

小さなガジェット好きな自分の嗜好であるが、思い返してみると、そもそもの始まりは、小学校の頃に買ってもらった学研の「ボーイズコマンダー11」だったような気がする。これは、望遠鏡、潜望鏡、ラジオをはじめとする11種類の機能が弁当箱サイズに凝縮されているスパイ道具的な玩具で、学校から帰るやいなや、このボーイズコマンダー11を片手に、ラジオを聞きながら日が暮れるまで野山を駆け巡っていたことを思い出す。夜遅くまでゲーセンで遊んで帰った挙句、親に怒られてウチを閉め出されたときなんかも、こいつさえ傍らにいてくれれば心強かった。

ヤフオクで出品されているので入札してみようかと思ったが、どうせ買っても1時間くらいイジって押し入れに放置してしまいそうだし、もし子供たちが見つけて自分と同じような嗜好をもった大人に成長していくのもどうかと思うので、今回のところはやめておいた。

ちなみに、ボーイズコマンダー11が内蔵している機能は以下の通り。

  1. 望遠鏡
  2. 潜望鏡
  3. カウンター
  4. ふえ
  5. ルーペ
  6. AMラジオ(イヤフォン式)
  7. ペンライト
  8. メジャー
  9. 方位磁石
  10. 日時計
  11. 高度計

個人的には、30年近く前にこれらの機能がひとまとめになっていることに惹かれない子供の方がおかしいと思うのだが、今の子供たちはどう思うのだろうか。ワンセグが付いてないとか、メールができないからダメ、とか言われてしまうのだろうか。

いっそのこと、Sun SPOTとボーイズコマンダー11を組み合わせて「ボーイズコマンダーSPOT」などという合成製品を作ってみようかとも思ったが、あほらしいのでやめておこう。